2009年11月22日 (日)

コジマケンさんが描いた表紙が目を引く『奥様はネットワーカ』。
ミステリアスなストーリーとポップなイラストが調和して、
謎めいているけどかわいい、洒落ているけど恐い、
不思議で独特なイメージになっています。
6人の登場人物、及び犯人らしき人物によって
短いスパンで視点が入れ替わります。
その合間に詩のような文章が挟まってくるのだけれど
ちょっと難解だし、話の流れがつかえてしまうようで
あまり好みではなかったな。
けれど、話自体は面白かった、という感想。
視点がコロコロと変わるので
慣れないうちはちょっと目まぐるしいけど、
その分スピード感があり、次へ、次へと展開が気になります。
6人の人物それぞれの謎めいた行動を見ていると
一人ひとりが抱える秘密をのぞき見しているような気分に。
他人は自分の一面しか見てないし、
自分の中にある色々な面は自分自身にすら分からない。
人間が抱えている怖ろしいものを
垣間見たようでドキドキしました。
トリックにはコロッとだまされてしまった。
分かってから読み返すと、
ちょっぴり矛盾点があるような気も?
でも、読んでいる間は十分に楽しかったです。
森博嗣さんの本は初めて読んだのだけれど、
コジマケンさんのイラストのイメージが
すっかり焼きついてしまった。
詩的な文章はちょっとニガテだけれど
ストーリは面白かったので、
コジマケンさんのイラストのイメージなしで
森博嗣さんの他の本を読んでみたい気になりました。
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スージィこと内野智佳は、 某国立大学工学部化学工学科の秘書。 彼女の勤める大学周辺で暴行傷害事件が多発。 智佳の周辺でも不気味な出来事が続き、 友人のルナも被害に遭ってしまうが…。 それぞれに秘密を抱えた6人の視点で 連続殺人事件を追う、 ちょっとフーガな新感覚ミステリィ。 参考:「BOOK」データベース 『奥様はネットワーカ − Wife at Network』 |
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