★2つ。

小川洋子さんの初期短編集。

「博士の愛した数式」のイメージで読んだら、
ちょっとグロテスクな表現が意外。
“グロテスク”と言っても
透き通るような綺麗な文体なのでそれほど気持ち悪くはないし、
人の脆さや残酷さが痛いほどに描かれている…けど、
どれも明るさのない終わり方。

「博士-」のように、
切ないけど一筋光が射しているようなお話を期待しちゃってたので
モヤモヤしてしまいました。
 
完璧な病室 (中公文庫)完璧な病室 (中公文庫)
小川 洋子

余白の愛 (中公文庫) 凍りついた香り (幻冬舎文庫) 妊娠カレンダー (文春文庫) 寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫) ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)

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★5つ。

数学は激しく苦手です、が、
博士が語ると数式が美しく思えてしまう。

記憶が80分しか持たない博士と、周りの人々。
覚えることのできない苦しみと
覚えてもらえない悲しみ、
どちらも伝わってきて切なくなります。
それでも、こういう形で人は触れ合うことができるんだな…
って感じられてうれしい。

表紙の絵のように淡い色彩を感じるお話です。
映画は見てないけど配役はかなりイメージ通り。

博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川 洋子

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書) 博士の愛した数式 (講談社コミックスDX (2130巻)) 妊娠カレンダー (文春文庫) 薬指の標本 (新潮文庫) 完璧な病室 (中公文庫)

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