蜜蜂と遠雷(みつばちとえんらい)恩田陸

★4つ。

クラシック音楽はまったく知らないし、
登場人物たちのように
情熱を傾ける何かがあるわけでも、音楽の才能があるわけでも無い。
そんな人にも、
ピアノコンクールを舞台にしたこのとびきり厚い小説を
面白く読ませる恩田陸さん、すごいな、と思う。

演者それぞれの演奏の違いが言葉で見事に表せている。

クラシックは知らなくても音楽を聴くことは好きなので、
彼らの演奏を聴いてみたくなった。
天才、と呼ばれる若者たちの心情には、
なるほどこういうことを考え、感じているのか…と感心する。

その中で最も共感し応援したくなったのは、
少し年長でふつうに仕事をし
家庭を持っている高島明石だ。

クラシック音楽の世界って馴染みが無い人間からすると
選ばれし者だけがその美しさを享受できる世界、
のように見えることが度々ある。

そのクラシックの世界を描いた中で
「生活者の音楽」という視点は新鮮だし、
その音楽に希望を持てるのは素敵だ。

そして若き3人の天才たち。
彼らには、クラシック界に正直言って感じることがある
周りを締め出す高慢さが見受けられない。

自分の才能にあまり気づいていない人もいれば、
しっかり理解し、受け止め、でも奢ることなく
音楽の道を進もうとしている人もいる。

ほかにも登場人物はいるけれど、
コンクールに出場した若き天才3人と高島明石が、
彼らが奏でる音楽が魅力的だ。

クラシックを聴いてみたい…とはあまり思わないけれど、
もっともっと音楽を楽しみたい、と
蜜蜂と遠雷を読んで感じた。
あくまで聴くほうではあるけれど。




『蜜蜂と遠雷』

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。
完璧な技術と音楽性を持つ青年、
長らくピアノから離れていたかつての天才少女、
仕事と家庭を持つ
コンクール年齢制限ギリギリの青年、
逝去した偉大なピアニストが
「天からのギフト」と呼んだ、
クラシックを学んだことがなく
家にピアノすら無い少年。

ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、
そして音楽を描き切った著者渾身の小説。
直木賞と本屋大賞、史上初のW受賞。

参考:Amazon 内容紹介


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夜のピクニック恩田陸

★3つ。

「六番目の小夜子」がイマイチ好きじゃなかったので
期待しないで読み始めたら、思ったよりずっと面白かった。

高校生活の儚さがヘンに美化されず描かれていて気持ちいいです。
ラストの爽やかさも好感。

でも「夜を徹して80kmを歩き通す」
なんて行事が高校であったらきっとサボった、

そうさ私は文科系。

夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
恩田 陸

図書室の海 (新潮文庫) 六番目の小夜子 (新潮文庫) 手紙 (文春文庫) ネバーランド (集英社文庫) 麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

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六番目の小夜子恩田陸

★2つ。

怖い話だと思って読んでたら、
ラストはふつーに“青春小説”でした。

途中のいかにも人を怖がらせるような伏線、
結局あれって何だったの?って、ちょっと納得行かないなあ。

あっという間に終わってしまう高校生活が
いい雰囲気に描かれていて、
ホラーな味付けがなければ単純に面白いと思うんだけど。

六番目の小夜子 (新潮文庫)六番目の小夜子 (新潮文庫)
恩田 陸

図書室の海 (新潮文庫) 球形の季節 (新潮文庫) 月の裏側 (幻冬舎文庫) ネバーランド (集英社文庫) 不安な童話 (新潮文庫)

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