★3つ。

図書館戦争シリーズ、
本編はこれが最終巻。
前作はあまり好みではなかったのですが、4冊目は楽しめました。

“表現の自由”がしっかりと軸になっていて、
原点回帰している印象。
もう1度初めのワクワク感を味わうことができました。
主人公・郁が作家・当麻を守ろうとするところはちょっと感動。

ただ、“国際テロ”という大惨事の扱われ方が少し安易に感じました。
図書館に直接関わってくるのは
「小説の中の描写はどこまで現実に影響を与えるのか?」
という問題だけだとは言っても、
テロを利用しているかのような印象があったのが少し残念。

“ラブ”の部分はとにかくベタ甘、激甘!
ちょーっと恥ずかしいながらも楽しんでしまいました。
主人公・郁の想い人・堂上は冒頭からいきなり甘~くて、
この人こんな性格だっけ?
と一瞬違和感を覚えたけど
少女マンガを読むように「そーゆーもんだ」という感覚でいると、
それはそれでよいかな、と。

少しご都合主義ではあるけれど、
勢いがよくて楽しめるこのシリーズにふさわしいスッキリした終わり。
相当はちゃめちゃな設定は割り切ってしまえば楽しめる。
甘~いのが好きでもニガテでも、
本好きならばぐっとくる箇所が多々あるシリーズです。



『図書館革命』
年始、原子力発電所を襲った国際テロ。
それが図書隊史上最大の作戦の始まりだった。
テロの手口にそっくりな小説を書いていた
作家・当麻-遂にメディア良化法が
最大の禁忌に手をかける。
「作家の創作活動の禁止」
-図書隊は良化法の横暴を阻止できるのか?!

参考:日販MARC

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★2つ。

自分の中でだいぶ御馴染みになってきた、図書隊の面々。
ベタ甘なのもだいぶ慣れて
「たまにはこんな甘~いのもいいかなー」と思ってきました。

でも正直、お話は今回あまり好みではないです。
「図書隊は正義の味方じゃない」と繰り返し書かれているけれど、
章ごとに登場する敵役があまりにも分かりやすく「悪」。
それをすぱーんとやっつける部分が
こんなに簡単に収まるものか?とちょっと違和感。

社会問題が織り込まれた骨太さが好きなところなので、
単純な「善VS悪」ではない、図書隊の今後の姿を知りたいと思います。
あと1冊(別冊はあるけど)、ラストがどうなるのか期待。



『図書館危機』
図書館は誰がために-
王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!
玄田のもとには揉め事相談、
出るか伝家の宝刀・反則殺法!
そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?
そこで郁を待ち受けていたものは!?
終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。

参考:セブンアンドワイ

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★3つ。

本を守る図書館の戦い、第2弾。
主要な登場人物たちの内面や過去がより深く語られだしています。
戦いも単純な完全懲悪では無くなってきて、
「個人」と「組織」の関わりが大きな問題に。
色々なことが少しずつ掘り下げられ広がっていって次へとつながる、
この本1冊で楽しむというより、あくまでシリーズ中の1冊。

もともと苦手なラブコメ部分は
ますます甘~くなってきて、恥ずかしいっつーかこそばゆいっつーか。
でも、クールに思えた登場人物にちょっとほろっとさせられたりして
だんだん彼らに愛着が湧いてきました。
勢いがあってコミカルで単純に楽しめる、という面白さは前作と変わらず。
一気に読める軽さの中に重たいテーマが隠れていて、
実はかなりの骨太さがあるのが好きなところ。

続きも読むけど、個人的には甘さ控えめを望んでおります。
癖になっちゃうとそこが良いのかな~、とも思うのだけども。

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相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ!
山猿ヒロインの両親襲来、
メディア良化委員会の攻撃。
迎え撃つ図書館側にも不穏な動きが…。
図書館の明日はどっちだ!?

参考:『図書館内乱』
出版社 / 著者からの内容紹介

★3つ。

図書館が舞台ってところに惹かれたら、
実はラブコメだと聞きまして。
恋愛小説はこそばゆくってちょっと苦手なので
若干の不安を抱きつつ読んだのですが、予想以上に面白かった。
勢いがあってコミカルなエンターテイメント。
次々起こる事件は勧善懲悪風で単純に楽しめる。

でも実はテーマはけっこう重い。
言論の自由が束縛されているパラレルワールドは
そんなムチャな… って思うところもあるけど
細かいところまでよく作られている。
“差別用語”には疑問を感じることがあるし
何たって本が好きなので
「本狩り」には思わず怒りを感じた。
私もこの世界にいたら本を守るぞっ、なんて考えたり。

「本を守る戦い」が軸にあるので
ラブコメな部分もむしろ微笑ましく読めました。
男勝りでばりばり体育会系、純情で恋愛に疎い郁、
厳しく当たりながら郁を心配し守ろうとする堂上、
まさしく王道でちょっとこそばゆいけど
何かにつけ必死な郁はかわいい。

続きも読もうと思ってます。
ただ、これ以上あま~くなると恥ずかしくって読めないかもしれませぬ。
 
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正義の味方、図書館を駆ける!

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を
取り締まる法律として
『メディア良化法』が成立・施行された現代。
「問題のある」本を「狩る」メディア良化委員会に
対抗できるのは
「図書館の自由に関する宣言」を守る図書館だけ。
立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ。

参考:「BOOK」データベース 『図書館戦争』