★5つ。

美味しいものが大好きだ!と今まで公言しておりましたが、
もっとピッタリな言葉がありました。
すなわち、「喰い意地が張っている」。

「食べる事は大好き」だけど
「決して“美食家”と言うものでは無」くて、
美味しい素材を生かしたシンプルな料理が大好きだけど
ジャンクフードも時々無性に食べたくなる。
「旺盛なのは食欲ぐらいなものだ。」
という安野モヨコさんの“食べること”に対する姿勢にまことに共感。

野菜の苦味を美味しく思う度に感じる「大人になった」という実感や、
年齢のためか食べたくても体がついていかない、という
本人にとっては悲しいけれど周りから見たら笑える悩み…。
『くいいじ』に書かれているエピソード、
分かります、分かりますとも!と
読みながら何度もうなずいてしまいました。

ただただ食べるだけの私とちがい、
“食”をお題にこれだけ面白いエッセイを
たくさん書ける安野モヨコさんってすごい。
その喰い意地に、さすがに私もここまでは無いぞ!
(…いや、同じくらい?)と、くすくす笑ってしまったり。
そんな笑える話も多いけど、じわん、と心に沁みる話もあって
色々なイメージで飽きない、という感想。
(ただし、百足の話は要注意。描写が鋭くてかなりキモチワルイ。)

安野モヨコさんは観察眼が鋭いんだな、と思います。
自分をも含めた様々なものに面白みや切なさを見つけ、
それが冷静に的確に文章になっているので
読んでいて時に面白く、時に切なくなる。
1色でシンプルに描かれたイラストもいい感じ。
美味しいものへの愛情が伝わってきます。

喰い意地が張ってるって人にバレるのは
本当はちょっと恥ずかしい。
食にあまり興味が無い人から見たら、
非常にかっこ悪いのではないか?と。

だけど好きなものは好きだから仕方ないんだよなぁ。
体が求める分だけを食べ
スッキリと気持ちよく生きたい気持ちもあるけど、
これからも自分の許容量を超えて食べては苦しがり、
「ギャル曽根になりてえ!」
と本気で呟いてしまうことでしょう。

「より美味しい物を求めてしまうのは仕方の無い事だ。
今日の御飯への感謝を忘れずに、
これからもいろいろ食べて恥をかいて行きたいと思って居る。」

と言う安野モヨコさんと同じように
「ごちそうさま」と「いただきます」の気持ちを忘れずに、
いろいろ食べて楽しんで恥をかいて行きたいなー、
行くしかないなー、と思ってます。



『くいいじ』
「グルメ」でも「食通」でもない、
「喰いしん坊」の食生活。
普通にそこらで買った物を普段通りに料理して、
ちょこっとお酒が飲めれば大満足。
その日食べる事になった物は
抵抗せずに受け入れるけど、
努力して少し美味しくなるのであればする。
旺盛なのは食欲ぐらい…。
どうにも止まらない自らの「喰い意地」を描いた、
安野モヨコ初の食べ物エッセイ集。

参考:「BOOK」データベース / 『くいいじ』まえがき

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★5つ。

安野モヨコさんが
キレイになるため努力、努力!

ただのマニュアル本じゃなくて、
エッセイとして面白おかしい。
安野さんが本当にキレイになったとこを見ると、
自分もちょっとは頑張らなアカン。って思えます。

久しぶりにマニキュアでも塗ろっかなー。

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安野 モヨコ

美人画報ハイパー 美人画報ワンダー 脂肪と言う名の服を着て 完全版 日記書いてる場合じゃねえよ 美人画報ハイパー (講談社文庫)

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