★4つ。

『ガラスの仮面』に関してはスキとかキライとかではなく、
もう結末を見届けなくてはしょうがないっ!
って感じです。

少女漫画はあまり読まないのだけれど
『ガラスの仮面』だけは別。
初めて読んだ時はマヤと変わらない年で、
ついでに演劇部に所属してました。
マヤと亜弓の演技に
「こんなん出来たらいいなああ…でも、ムリ」
と思いつつ読んでいたっけ。

『ガラスの仮面』は「芝居」と「恋愛」、
2つの大きな流れがあるけれど
面白いと思うのはお芝居の部分。
マヤと亜弓、周りの役者たちの
大げさなくらいストイックな役づくり、芝居づくりは相当な迫力。
散々役づくりに悩んだマヤが、
舞台の上で完璧に役になってしまう変身っぷりは
空恐ろしさすら感じます。
役づくりに悩んでいる時はかなり話が暗いけど、
『ガラスの仮面』はその丹念な描写があるからこそ、
本番の凄さに納得できる。

42巻は恋愛メインでちょっと物足りなかったけれど、
43巻は「紅天女」に取り組むマヤが見られます。
どんな説得力のある紅天女を見せてくれるのか。
『ガラスの仮面』の真骨頂、
マヤの「できる!私はできるわ!」が早く見たいものです。
恋愛は…どうなるんでしょう?
運命の恋、すれ違い、読んでいてちょっとこっぱずかしいが
『ガラスの仮面』に関してはそれもまたよし。

それにしても『ガラスの仮面』、いつ完結することやら。
同年代だったはずのマヤと亜弓さん、
いつの間にやらとっくに追い越してしまった…。
そろそろラストを知りたいような、
いつまでも続いて欲しいような…ちょっと複雑。



『ガラスの仮面』第43巻
最終審査の「紅天女」試演に向けて、
動き出したマヤと亜弓。
しかし、着々と役への準備を進める亜弓に対し、
マヤはなかなか自分の紅天女を
つかむことができない…。
そんなマヤを尻目に
我が道をゆく亜弓は公開稽古を行う。
それを見たマヤは亜弓の出来栄えに…!?

参考:作品かいせつ

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

★2つ。

世界的に有名なSF作家、レイ・ブラッドベリ。
名前だけは知っていましたが『猫のパジャマ』で初挑戦です。
どれを読もうか作品を調べていたら『猫のパジャマ』…
タイトルで即決。

でも感想は、正直ちょっとニガテかも…。
表題作「猫のパジャマ」は、
猫好きとしては微笑ましい話だったけれど。

幻想的で、何が起こったのか
はっきり描かれていないことが多い印象。
その曖昧さを余韻として味わうことこそ、
レイ・ブラッドベリの小説を読む醍醐味かも?
…とも思ったのですが、
個人的には「???」を強く感じてしまいました。
ラストが若干、後味が悪いものが多かったし。

アメリカの文化についてよく知らないので伝わって来ない、
というのもよく分からなかった理由かも。
アメリカ文化に精通していて、
原文で読めたら印象ちがうのかなー。
短編だからよけいに、理解する前に話が終わってしまう感じ。

長編のほうがその世界に入って行けるかも…と思いました。
もう1度、今度は長編に挑戦してみたい。
本が禁じられた世界を描いているという、
『華氏451度』が気になっています。



『猫のパジャマ』
夜の道路で猫を拾った男女をめぐる
不思議なラブストーリーにして
極上の猫小説「猫のパジャマ」をはじめ、
少年のひと夏の思い出、
異星人の目から描かれるファースト・コンタクト…
人生の一断面を切り取った切ないスケッチや、
SF、奇譚など、レイ・ブラッドベリの
魅力のすべてが詰まった傑作群。

参考:「BOOK」データベース

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

★4つ。

焼酎、特に芋焼酎に深い愛情を抱いているわたくし。
いつか九州蔵元巡りの旅に出るのがひそやかな夢。
『焼酎ぐるぐる』、羨ましさいっぱいで読みました。

蔵元を訪ね、焼酎を造っている方々の話を聞く。
大田垣晴子さん自身、
「焼酎が好きなだけの素人」とのことだから
難しい薀蓄はなし、
誰にでも分かりやすく紹介されています。

大田垣晴子さんのゆるりとしたイラストと文章、
焼酎をゆっくり味わっている至福の時が思い出されます。
のんびりとしたイラストエッセイで
「焼酎本」としては話のボリュームは少ないけれど、
杜氏さんたちの焼酎への愛情が伝わってくる。

焼酎を呑んだことがなければ
「呑んでみたい」と思うような、
そして焼酎好きなら、
もっともっと味わって呑みたくなるような。
肩の力を抜いて、ちょっとした時間に楽しめる本、という感想。

そして私はますます、
九州蔵元巡りの旅に行きたくなってしまった。
周辺の温泉もとっても気持ちよさそうだし
地元の幸も美味しそうだし、絶対にいつか行ってやる。

大田垣晴子さん、今までちょこちょこ
そのイラストを見かけたことはありましたが
著書を1冊読んだのは初めて。
ゆる~い感じがかなり好きです。

大田垣晴子さんの著書には
キリンビール大学 超人気講座 ビールでいただきます! も…
そちらも非常に気になります(ビールも大好きです)。



『焼酎ぐるぐる』
九州の焼酎蔵元と名湯を訪ねるおんな旅。
温泉とアルコールで頭も身体もぐーるぐる。
画文家・大田垣晴子がイラストと文章で綴る、
焼酎蔵元ぐるぐる巡り。

参考:「MARC」データベース

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

★3つ。

図々しくも読んでしまった「十代のための」物語。
『きみが見つける物語 十代のための新名作 休日編』
5つの短編が収録されたアンソロジー。
目当ての1つ、万城目学さんの話は
読了済みだったというまぬけっぷり…。
でも、アンソロジーって色々読めてやっぱり楽しい。 

「シャルロットだけはぼくのもの」/米澤穂信
  『夏季限定トロピカルパフェ事件』の中の1遍。
  夏の暑さが思い浮かぶ文章と、意外な“謎”。
  爽やかな印象で楽しめたけど、
  登場人物のキャラと関係性が分かっていないと
  面白さがうまく伝わってこない気が…。
  通して読んだほうが面白そう、という感想です。

「ローマ風の休日」/万城目学
  『鴨川ホルモー』の続編、『ホルモー六景』の1遍。
  主人公の“少年”のいかにも高校生らしい若さと
  ちょっと切ないラストシーンは、これだけでも十分楽しめる
  …と思うけど、贔屓目かもしれませぬ。

「秋の牢獄」/恒川光太郎
  女子大生の藍は、“11月7日”を何度も繰り返している…。
  『秋の牢獄』の表題作で、独立した短編。
  “タイムスリップ”という話自体はよくあるけれど、
  全体に漂う薄ら寒さ、結末が見えない怖ろしさ、
  奇妙な余韻がかなり好みです。
  恒川光太郎さんの他の作品、ぜひ読んでみよう。

「春のあなぽこ」/森 絵都
  『永遠の出口』の中の1篇、これも読了済みですが再読。
  ごく普通の少女・紀子の成長を描いた連作短編で、
  「春のあなぽこ」は中学生になる直前の春休みの話。
  子どもゆえのまっすぐな、身が切られるような感情。
  思春期へ向かう途中の胸苦しさを思い出させてくれる話。

「夏の出口」/角田光代
  『学校の青空』収録、独立した短編。
  学校に感じる違和感、息苦しさ。
  浮かれている周りになじめない“なお”も、
  わざとらしいほどに浮かれるなおの友人たちも、
  どちらにも昔の自分が感じられ、気恥ずかしくて、愛おしい。
  角田光代さん独特の痛々しいほどのリアルさが感じられました。

5つの個性が集まった中、どんなふうに光っているか。
読了済みのものもなんだか新鮮でした。
初めて読む作家さんに出会える良さもあるし、
これからも時々アンソロジーは読んでいきたいな。
「十代のための」シリーズは、やっぱり図々しい気がするけど。



『きみが見つける物語
十代のための新名作 休日編』

とびっきりの解放感で校門を飛び出す。
この瞬間だけは、学校のことも嫌な奴のことも、
宿題のことも忘れて…。旬の作家が集結、
それぞれが紡いだ休日の大冒険とは?

参考:「BOOK」データベース

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

★3つ。

本屋さんで働いて、本に囲まれて暮らしたい。
本が好きなら1度は思ったことがあるであろう夢。
『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』には、
北尾トロさんが自分好みの本に囲まれて生活、
お仕事している姿が書かれていて、まったくもって羨ましい。

フリーライターで著書もたくさんある北尾トロさんだから、
文章が分かりやすくて面白い。
「オンライン古本屋」を開こう、なんて思ってなくても
読み物として面白いのでスラスラ読めてしまえます。

オンライン古本屋を立ち上げる経緯が
詳しく書かれているものの、
2000年に出た本なので現状はかなり違っているもよう。
けれど、個人がユルめのスタンスで
「本」をお仕事にしていく様子はとっても興味深い。
現状には合っていないので☆は3つにしたけれど、
今でも参考にしたいことがたくさん。
「未経験」「パソコン音痴」なんてマイナス要素があっても、
熱中できることなら頑張ってお仕事にしていけるのだな、
と元気が湧いてくる、という感想。

形は変わっても、
「本が好き」という気持ちは変わらない。
北尾トロさんの今後の活動、ちょっと気になります。



『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』
パソコン音痴がはじめた
オンライン古本屋「杉並北尾堂」。
著者、北尾トロさん自身の個人的経験をもとに
オンライン古本屋の立ち上げ方、
サイトの運営方法、お客さんとの付き合い方、
仕入れなどの問題点などをまとめる。
後半には「杉並北尾堂」の日記を収録。

参考:「BOOK」/「MARC」データベース

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い