★4つ。

エッセイにも何度も猫の話が出てくる、
猫好きの村上春樹さんが訳した絵本 『ポテト・スープが大好きな猫』
おじいさんと猫の、そっけないようでいて
本当はお互いに大切に思い合っている
いい雰囲気がじわんと伝わってきます。

文章も絵も、猫好きな人が書いたんだなあ、という感想。
気まぐれで人に媚びないけれど
かまわれないとちょっとスネちゃう、
猫のわがままなかわいさがよーく描かれていて
猫好きにはもうたまらんです。
「この猫のことがけっこう気に入っているのですが、
そんなそぶりは、ほとんど見せ」ないおじいさんがまた素敵。
愛想も人付き合いも良くないけれど、
実はユーモアセンスもあって優しい。

絵もストーリーの雰囲気に似合っていて魅力的。
寂しいシーンはドキッとするほど寂しく、
のどかなシーンはやわらかい空気感があって、
おじいさんと猫との静かな生活を伝えてくれます。

村上春樹さんの文章は独特のリズムが心地いい。
訳者あとがきでは、文章の中には入りきらなかった
英語のニュアンスが説明されていて
それもまた楽しかったです。

そして猫ばかの私には、この雌猫が
うちの猫と同じ種類・メインクーンに見えて仕方ない。
メインクーンのレッドタビーという毛色の猫にちがいない!
って勝手に盛り上がっております。

愛猫るん君。

表紙の絵に似てる写真を選んでみましたが、
いかがでしょうか似てないでしょうか?
ちなみにこの子はブルータビー。




『ポテト・スープが大好きな猫』
テキサスの田舎に、
おじいさんと雌猫が住んでいました。
ねずみも捕らずのんびり暮らす猫の好物は、
おじいさんが作るポテト・スープ。
気難しいけど通じ合える、
そんな年取った雌猫の魅力に、
あなたも浸ってみませんか。

参考:「BOOK」データベース

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