★5つ。

小夜のもとに届いた手紙は本物のもみじ。
人形しばいうさぎ座は、本物のうさぎによる人形しばい…。

大好きな安房直子さんの童話に、
これまた大好きな味戸ケイコさんの絵による絵本。
透明感がある味戸ケイコさんの繊細な絵は
安房直子さんの世界観に似合いすぎ。

たとえ挿絵がなくても安房直子さんのお話を読むと
味戸ケイコさんの絵が浮かんでしまう私にとって
『うさぎ座の夜』はどちらも思いきり楽しめる素敵な絵本です。

うさぎからもみじの手紙が届いても
それを特別に不思議なこととは感じていない
小夜や、小夜のおばあちゃん。
強く触れると壊れそうに繊細で、
それでいてしっかりと地に足を付けて生活をしている人々や、うさぎ。

『うさぎ座の夜』のように、さりげなく異世界に行ってみたい。

安房直子さんのお話に時々見られる
独特の淋しさ、怖さは少し薄れていて子供向きかも。
でも、人間の行動を反省させるうさぎの言葉があったりして
子供だましではない、という感想。
大人にも子供にも読んでもらいたい絵本です。



『うさぎ座の夜』
小夜は山ふかい小さな温泉宿の一人娘です。
友だちは山の鬼の子やてんぐ、
風や木とも話ができます。
小夜はやまんばの子なのでしょうか。
そんな小夜のもとに
人形しばいうさぎ座から手紙がきました。
まっ赤なもみじの葉の手紙でした。

参考:「BOOK」データベース

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2012/10/10(Wed) 18:34 |   |  #[ 編集]
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