★4つ。

小学館の童話全集は絵も話もちょっと恐かった。
サンリオのいちごえほんは色んな画家さんの絵がいっぱいで、
友達の家にあった「100万回生きたねこ」は
大人になってから自分で買った…。

江國香織さんが絵本について語る
『絵本を抱えて部屋のすみへ』
紹介されている絵本はほとんど読んだことがありません。
それでも、絵本への愛情が溢れていて
小さな頃に読んだ絵本を次々に思い出しました。

絵とシンプルな文章で描かれる、絵本の中にある日常。
自分の日常とは少しちがう
主人公達の日常をそっとのぞきみるような面白さ。
「絵本を抱えて部屋のすみへ」は
子供の頃も、そして大人になってからも感じる
絵本を読む時の特別なドキドキ感を思い出させてくれます。

「部屋のすみ」に座ったままで、
自分以外の人や動物になれてしまう。
絵本が連れて行ってくれる世界はシンプルゆえにとても新鮮。
その生き生きした世界が好きだった。
思えばそれが私の読書原体験だったなあ。

江國香織さんの文章は淡く透明で、
今にも消えそうなのに読んだ後しっかりと存在が残る。
絵本の紹介なんだけど
江國香織さんの感性がさりげなく、でも全面に感じられて
こんなふうに本を紹介できたらいいな、という感想。
江國香織さんの文章が好きならそれに惹かれて、
紹介されている本を読みたくなってしまいます。

無性に絵本が読みたくなって、本屋さんの絵本コーナーで
紹介されている本を何冊かと
自分が好きだった懐かしい絵本をチェックしました。
本ばっかり読んでいる子供だった私には、
「絵本を抱えて部屋のすみへ」は
知らない絵本と子供の頃の自分、
両方に出会わせてくれるような、ちょっと不思議な本でした。



『絵本を抱えて部屋のすみへ』
私がいまの私になるために、
絵本たちとのとても大切で
幸福な出会いがあった。
絵本という表現手段への
愛情と信頼に満ちたエッセイ。

参考:「BOOK」データベース

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コメント
絵本を抱えて部屋のすみへ

本の感想・レビュー記事へのコメント
読みごたえのある内容ですねぇ。
はじめまして。以前から楽しく拝読しております。
読みごたえのある内容ですねぇ。応援してます!
>ネット古本屋・店主さん
はじめまして、コメントありがとうございます!
今後もつらつら感想書いていきますので、よろしくお願いします。
2009/09/04(Fri) 10:43 | URL  | Run #-[ 編集]
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