★3つ。

『あしながおじさん』の著者、ジーン・ウェブスターの処女作。
『おちゃめなパッティ』で高校生だったパッティの
大学時代が描かれています。

高校時代と比べると
眩しいほどの若さはやっぱり少し薄らいで、
大人に、女っぽくなっているパッティ。
その分、年齢のわりに幼いところが目に付きました。
『おちゃめなパッティ 大学へ行く』が発表された1903年、
今では考えられないほどの
窮屈さを強いられていたアメリカの女性。
その中で、いたずら好きで自由奔放なパッティは
生き生きとして魅力的…
なんだけど、ちょっぴり考えが浅いかな?と。
頭の回転は速いけれど
ちょっと軽薄なお嬢さん、というイメージ。

大好きな『あしながおじさん』のジュディと比べてしまう。
明るく前向きに暮らしながらも
しっかりと地に足を付けて考えているジュディ、
作中でも「才気はあるが深味がない」と評されてしまうパッティ。

『おちゃめなパッティ 大学へ行く』そのものを楽しむというよりも、
パッティにジュディの原型を見る楽しみ方を終始していました。
それでも、パッティ自身もかわいいな、と思えるのは
正義感があって優しく、根が素直だからなのでしょう。

「あたしは、年をとりだしたのよ。
そろそろ、善良になるときだわ。…」
お説教されて素直にそう思えるパッティ、
これから大人になるにつれ
どんどん魅力的な女性になっていきそう。
パッティのその後が描かれることはなかったけれど、
ジュディとはまたちがうその姿も
見てみたかったな、という感想です。



『おちゃめなパッティ 大学へ行く』
清く、正しく、いたずら大好きの
パッティが大学生になった!
ちょっぴり成長したパッティが大騒動をまき起こす。
少女から大人になる時期の
かけがえのない束の間のひととき。
『あしながおじさん』の
ジーン・ウェブスターの処女作。

参考:「BOOK」データベース

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