あひる今村夏子

★4つ。

3編を読んで、望遠鏡を覗いているような気持ちになった。
なかなかピントが合わない望遠鏡。
覗いているうちにふと、
くっきりした情景が見えてくる。

それは知らない誰かの日常。
淡々とした中に起こる、
経験したことは無いはずだけど、
どこかで似たような思いを味わったことがある気がする、
そんな情景。

見ているうちにまたピントが合わなくなる。

登場人物たちがどうなるか全く分からないまま、
ふっと情景が切り替わる。
あ、終わりか…
と少し物足りない気もするけれど、
結末が気になる大事件が起こっているわけでもないから、
まあいいか。
でもなぜか、しばらくするとまた望遠鏡を覗いて、
どこかにピントが合わないか探してみたくなる。
そんな感じ。

あれ、終わり?って思ってしまうあっさりさ、なんだけれど、
どうしてかもう少し今村夏子さんの世界に浸りたい気もしてくる。

この、ふっと情景が切り替わってしまう
あっさりさと余韻、
長編ではどんなふうになるのか、とても気になる。




『あひる』

何気ない日常の安堵感にふとさしこむ影。
淡々と描かれる暮らしのなか、
綻びや継ぎ目が露わになる。

あひるを飼うことになった家族と
学校帰りに集まってくる子供たち。
一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」、
ほか2編。

参考:Amazon 内容紹介


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