★4つ。

ある事件の犯人や動機を、様々な角度から推理していく・・・
っていうとごく普通だけど、
語り手が人ではなくお財布!なのです。
関係者のお財布が
それぞれの持ち主から見たことを次々に語っていく。

一人称の感情の吐露とも
三人称の淡々とした描写とも違い、
動けずとも持ち主への愛情あふれたお財布の視点が新鮮です。

その視点抜きでも、
犯行の動機や関係者の気持ちといった
人間の心理がこまやかに描かれていて説得力あり。

よく考えたらお財布ってほとんど肌身離さず持っているから、
持ち主の秘密は全て知っているんだよね・・・。

すべてのお財布が語りだしたら、
世の中きっとタイヘンなことに。

長い長い殺人 (光文社文庫)長い長い殺人 (光文社文庫)
宮部 みゆき

スナーク狩り (光文社文庫) とり残されて (文春文庫) 淋しい狩人 (新潮文庫) 人質カノン (文春文庫) 地下街の雨 (集英社文庫)

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