★3つ。
 
京極堂シリーズの3作目。
いつもよりちょっと理屈っぽい印象を受けたのは
登場人物にあまり感情移入できなかったからだと思う。
前作での犯人は、
ちょっとしたきっかけであちら側に行ってしまった人、
読んでいる自分もあちら側に行ってしまわないとも限らない…
というあやうい恐怖感があったのだけど
「狂骨の夢(きょうこつのゆめ)」は動機がなんだか凄まじすぎて。
宗教学や心理学など様々な説明があってこそ分かる動機、
でも自分とはかけ離れすぎていていまいちピンと来なかった。

とは言っても、相変わらず京極堂の憑き物落としは見事。
憑かれてしまっていた人たちも人間の情が感じられ、
共感はあまりできなくても幸せになって欲しいなと思えた。
推理小説としてはやっぱりちょっと無理があるけど
これだけ絡み合った伏線をすべてすっきりと終結させる
京極夏彦さんに感服してしまう。

京極堂の語る薀蓄はやっぱりちょっと難しい、けど
シリーズ読み切るまで突き進んじゃうでしょう。

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妾(あたし)は人を殺したことが
あるんでございますよ-。

2人分の記憶に苦しむ女。
悪夢を見続ける元精神科医。
神を信じ得ぬ牧師。
そして続発する怪事件、
それらをつなぐものは「髑髏」。
狂骨は井中の白骨なり-。
髑髏のみせる幻、
骨の記憶を黒衣の男が解き明かす。

参考:「BOOK」データベース
『狂骨の夢(きょうこつのゆめ)』
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