★3つ。

今作で語られるのは「禅宗」。
今までで1番難しかった…。
「禅」は言葉で解釈するものではない、と語られているのですが
読んでいる側としては言葉で解釈するしかなく、
そうするとやっぱり分からなくて、
京極堂の薀蓄(うんちく)を読むのが結構しんどかった。

…というか、
自分が「禅」にさほど興味を持っていないことに読んでいて気付かされました。
個人的な好みの問題で、
興味がある人には面白いのかも。

一方、事件のほうはというと薀蓄とは違ってわりと分かりやすい。
途中で犯人と動機が分かったのは初めて。
そこは京極堂に付いて行けたぜ、とちょっと嬉しくなりました。
複雑怪奇な事件が見事に収束する様は
いつもの京極堂シリーズと同じく快感を味わえます。

薀蓄は難しく、事件は分かりやすい。
推理小説としてはどうなのかな、と思うけど
すでに登場人物たちに愛着があるもんだから良しとしてしまった。
京極堂が「言霊」を用い憑き物を落とすシーンは
お決まりだけど気持ちよくて、つまりはハマってしまっています。



『鉄鼠の檻(てっそのおり)』
忽然と出現した修行僧の屍、
山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。
箱根に集った関口らの前で
次々と起こる奇怪な現象、
無惨に殺されていく僧侶たち。
厳然と存在する謎の寺・明慧寺(みょうけいじ)に
封じ込められた動機と妄執に、
さしもの京極堂が苦闘する。

参考:「BOOK」データベース

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