絡新婦の理(じょろうぐものことわり)

★4つ。

ややこしい!
「鉄鼠の檻(てっそのおり)」は薀蓄が難しかったけど、
「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)」は事件そのものが
すっっごく複雑でややこしい。
それでもすごく面白かったのは、
次々に起こる事件と暴かれる人間関係に引き込まれてしまったから。
「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」以来の一気読みでした。

巧みに行動をコントロールされている登場人物たち。
その人の弱いところ、
隠し通したい暗い部分を刺激されて
「蜘蛛」の思うがままに操られてしまった彼らはあまりにも悲しい。
かと言って「蜘蛛」を憎みきることもできない…
結局は「蜘蛛」自身も、
自分ではどうにもならないものにあらがっていただけなのでは、
と思うのです。

気付かないうちに「何か」に操られる彼ら、
それは現実の人間の姿にも重なる。
彼らを見て悲しい… と思うのは
そのまま自分のことでもあるのかもしれません。

ラストとなるべき犯人と京極堂との会話が
冒頭部分にいきなり描かれているのがとっても印象的。
でも、最後まで読んでもスッキリとはいきません。
謎がいくつか残っていて
結局、蜘蛛は何をどうしたんだ??とすごーく気になっています。

すぐ読み返す気力は無いけど、そのうちじっくりと、
相関図でも書きながら読み直してみたいものです。



『絡新婦の理(じょろうぐものことわり)』
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな-
2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
女学校に拠る美貌の堕天使、
血塗られた鑿(のみ)をふるう目潰し魔。
連続殺人は八方に張り巡らせた
蜘蛛の巣となって人を搦め捕る。
中心に陣取る「蜘蛛」は誰なのか。
理に巣喰うは最強の敵-。
京極堂、桜の森に佇(た)つ。

参考:出版社・著者からの紹介

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コメント
京極堂シリーズ、凄いですよね♪
こんにちは、フウガの方です。

京極堂シリーズ最初見たとき、
「この分厚さで堂々と刊行されているわけだから、
 きっと面白いに違いない!」と思って、エイヤっと
読みました。

未だに、あの脳味噌がシャキッと起き出した
感覚は忘れられません。

巻数を重ねるごとに、深みを増すシリーズ。
見届けたいなぁト思います。

>ジーナフウガさん
フウガさん、コメントありがとうございますっ♪

京極堂シリーズはとにかく分厚いけど、
無駄なことはひとつも書かれてないなあと思います(難しいけどっ)。
「ああ、そうだったのか…」と分かる時の気持ちよさ、
まさしく「脳味噌がシャキッと」する感じ!

今もシリーズの続き、読んでます。
この厚さを一気読みさせられてしまうのがやっぱり凄い!

はじめまして^^
通りすがりにお邪魔させて頂きました^^ 応援ポチッ!!
宜しければ私のところにも遊びに来てくださいね♪

>@音三昧さん
コメント&応援ありがとうございます♪
よろしければまたお越し下さいませ。

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