★4つ。

「…食べものってのはね、
おいしーい、って思って食べなきゃいけないの。
痩せようと思って食べるとか、まずいと思いながら食べるとか、
健康にいいって理由だけで食べるとか、そんなのだめだめ。
食べものの神さまが怒って、絶対に仕返ししてくんの。…」(作中より)

美味しいもの、好きですか?
私はだいだいだい好きです。

切ない話、あったかい話、若い人の悩み、大人の悲しみ。
食べものがある風景と、そこにいる人の想いがさりげなく、
でも繊細に描かれています。
みんなどこにでもいそうな普通の人たち、
自分のことのように共感したり、
友人の食卓をのぞいているような気分になったり。

話は少しずつリンクしていて、
前の話にちらっと出てきた人が次の主役。
関係ないようでいてどこかで繋がっている色んな人生、
それらのすべてに食べものがある。
どうせなら美味しく、
大切に思いながら食べたいなあ、と思える本。

作者の食べものへの愛情をひしひしと感じます。
ベターホーム協会が再現したレシピはみんな美味しそう。
自分と似た登場人物が食べた料理を再現してみる、
なんて楽しそうです。



『彼女のこんだて帖』
恋の痛手をなぐさめたラムのハーブ焼き、
好きな人ができるたび作るお菓子、
専業主婦の憂鬱を救うシチュウ…。
15編の短編と、登場する料理を再現した
詳しいレシピ付きの2度おいしいこんだて帖。

参考:「MARC」データベース
/出版社・著者からの紹介

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