南の島の魔法の話安房直子

★5つ。

小学校の教科書で読んだ「きつねの窓」、
中学校の教科書で読んだ「鳥」。
印象に残っていた2つの話が
同じ作者だと気づいたのは高校生の頃でした。
この本にはその2つを含めた、12の話が載っています。

「きつねの窓」ではききょうの青、
「ある雪の夜の話」では真っ白な雪野原の上の真っ赤な林檎…
美しい色が印象的なものが多いです。

けれどどんなに鮮やかでも、どこか透明感がある。
それは、私たちがいる場所とは違う世界の色だからかも。

安房さんのお話はどれも、異世界にそっと連れて行ってくれます。
違う世界と、人間との交わり。

それは時にほんの一瞬で2度と出逢えず、
時に帰れなくなってしまい、
切なかったり淋しかったり、少し怖い時も。
それでも、すべてを優しさが包んでいるから、どこか心が暖まる。

味戸ケイコさんの絵は美しいけど切なくて淋しくて、
安房さんのお話にぴったりで大好き。
この本では挿絵はあまりないけれど、絵と話が一体となって
とても印象深いものになっています。 



『南の島の魔法の話』
あたしの耳にはいってしまった、
たいへんなものをとってください…。

耳のお医者さんのところに駆け込んで来た少女。
お医者さんが見た、たいへんなものとは…。(「鳥」)
不思議な世界にそっと連れて行ってくれる、
幻想的な短編集。
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コメント
こんばんは。
この本色好きな人間としては、とてもそそられます。

>>それは、私たちがいる場所とは違う世界の色だからかも。

触れてみたいです、その世界!!

いうtもRun さんの紹介してくださる本は、
独自のセンスがキラリとしていて素敵ですp(*^-^*)q

今回もありがとうございます(*^▽^*)*☆

>ジーナフウガさん
こちらこそいつもありがとうございますっ!

この本だと絵は白黒ですが、
文章だけで色が見えるようにきれいです。
色好き、本好きの方なら
きっとお気に召すのでは、と思います。
この本以外にもたくさん出ているので、
機会があったらどうぞ読んでみて下さいませ♪

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